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院長ブログ

更年期からの健康-女性ホルモンと骨(3)-

骨粗しょう症はなぜ怖いのか?それは骨折しやすくなるからです。

~骨粗しょう症による怖い骨折~
すべての骨折の中で特に怖いのが、「大腿骨(足の付け根)」と「椎体骨(背骨)」です。
これらの骨折後は死亡リスクが7-8倍になるといわれています。

~日本女性に多い椎体骨折~
日本女性は大腿骨よりも椎体骨の骨折を多く認めます。背中が丸いおばあちゃんは椎体骨折があると思ってください。(☆図)一方、欧米女性は大腿骨の骨折を多く認めます。
※骨粗しょう症になるとでる症状、☆☆図を参照にチェックしてみましょうSmile

椎体骨折

骨祖しょう症になると

更年期からの健康-女性ホルモンと骨(2)-

女性ホルモンと関係が深い骨粗しょう症、女性なら誰でもなるのでしょうか?

~骨粗しょう症の疫学~
日本人の骨粗しょう症患者は推定1000万人超とされています。70代以降の女性では2人に1人が骨粗しょう症で、その数は男性の約3倍といわれています。

~骨粗しょう症の危険因子~
女性ホルモンの低下に影響するため、女性では「初経が遅い・閉経が早い」といったことがリスクにあげられます。また女性ホルモンだけでなく、生活習慣や家族歴も大切です。
(図☆)食事や運動の生活習慣の努力で改善されることもありますよSmile

骨粗しょう症の危険因子

更年期からの健康-女性ホルモンと骨-

女性ホルモンの低下する更年期世代から骨密度が下がることはよく知られていますね。
「女性ホルモンと骨」はどんな関係かご存知ですか?

~骨は絶えず生まれ変わっている~
骨も体中の細胞と同じく「新陳代謝」しています。これは「骨が壊れる=骨吸収」「骨を作る=骨形成」がうまくバランスをとっているのです。(図☆)

骨代謝

骨代謝2

~女性ホルモンと破骨細胞~
女性ホルモンが低下すると、骨の新陳代謝の中で「骨が壊れる」スピードが速くなります。
ですから閉経後に骨粗しょう症が増えるのは「女性ホルモンの低下」が原因となるのです。

更年期からの健康-動脈硬化(3)-

動脈硬化のリスクはメタボリック症候群です。そのほか、喫煙、骨粗鬆症などもあげられます

。中でも高血圧が最も強い影響因子です。
皆さまはご自身の血圧がどのくらいか把握していますか?

~気づかぬうちに高血圧~
外来受診される更年期世代の「私は低血圧なので」という方、実際測ってみると高血圧で動脈硬化になっている

方も少なくありません。20~30代の頃に低血圧でも、かなり多くの方が閉経後は血圧が高めになっています。女

性ホルモンが低下することも原因の1つです。

~血圧を測る習慣を~
40代に入ったら自宅に血圧計を置いて、体調の変化に応じて時々測ってみましょう。頭痛があるとき、だるいとき、その人それぞれ

の傾向がわかります。閉経になったら朝起きた時、夜寝る前、1日2回測ることをお勧めします。ハマサイトクリ

ニックでは自分で記入できる健康手帳 (写真☆)をお渡しして、メタボ・血圧を一緒にフォローしていますよSmile

~健康手帳~
健康手帳

更年期からの健康-動脈硬化(2)-

万病のもと、動脈硬化。どのような検査で調べるかご存じですか?

~動脈硬化のはじまりはPWVでチェック~
「PWV」(脈波伝播速度)はハマサイトクリニックで積極的に行っている動脈硬化の検査です。ベッドに横になって数分で簡単に測定でき、ご自身の血管の硬さが数値化されて表示されます。
動脈硬化の検査には色々ありますが、PWVは初期の段階をとらえるのに有用です。実際に触っていただく血管模型(写真☆)もあり、ご自身の血管の硬さを実感できますよSmile

~動脈の模型~
動脈の模型

~PWVの結果レポート~
PWVの結果レポート

更年期からの健康-動脈硬化(1)-

万病のもとといわれる、動脈硬化。動脈が硬くなるとはどういうことでしょう。

~メタボリック症候群~
「メタボ」という言葉は最近では皆さまの知るところとなりましたね。内臓肥満※に加えて高血圧・高脂血症・糖尿病のいずれか2つが当てはまる状態です。しかしほんの少し前まではそのような概念自体がなかったのです。「メタボ」はなぜいけないか、それは動脈を硬く変化させ、血管が詰まりやすい状態を作ってしまうのです。詰まると何が起きるか、、、脳卒中や心筋梗塞です。命の危機もさることながら、後遺症のリスクもあります。

※内臓肥満:おへその高さでお腹周りを測ってみましょう(ウエストとは違います)
日本人女性90cm、男性85cmをこえると内臓脂肪が多い指標、注意が必要!

~動脈硬化対策;すぐできること~
ダイエットはわかっていても、、と言う方は多いのではないでしょうか。私も診療で体重の注意をしますが、これはなかなか改善できない。ダイエットまではできなくても「ウォーキング」はとても有効です。(歩くだけで、血管をやわらかくする物質が血液中に出てくるのです。日常振り返ると、ただ「歩く」という機会は増やせそうですね。まずは毎日20分、歩いてみましょうSmile

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