婦人科健診の受け方・選び方-これだけは知っておきましょう-
新緑のきれいな爽やかな毎日、様々なスポーツシーズンの到来ですね。皆さまは何か運動をされていますか?
私は一昨年から婦人科健診の受診向上を目的とした’ピンクリボンガールズゴルフ’のイベントに参加させていただいています。以来、ゴルフの楽しさにはまっています
さて先日、友人たちとの会食で「婦人科健診ってどこに行ったらいいのか、何の検査をうけたらいいのか迷ってしまう、、」ということが話題になりました。
会社で決められた健診を受けるかた、個人で探して受診するかた、症状があって外来も受診したいかた、様々でしょう。
※皆さまご自身が受けられている婦人科健診は十分でしょうか?
~ 婦人科健診 のこれだけは知っておきましょう ~
・・・ここでは最小限、受けておいてほしい検査についてあげてみました
◇子宮がん検診
・一般には「子宮頸がん」子宮の入口にできる癌の検査です
⇒会社や市・区の健診の多くがこちらをさします
内診(腟からの診察)により細胞を採取、数分で終了します
20~30代女性で急増しており、症状がなくても毎年受けておくことをお勧めします
・子宮の奥の「子宮体がん」は一般健診では実施しないことが多いです
若いかたは発症が少ないので、症状がなければ特に受ける必要はないでしょう
閉経期のかた、不正出血があるかたは外来受診にて検査が必要か相談してみましょう
◇乳がん検診
乳がんを早期に見つけるには、必ず画像検査「マンモグラフィー」または「乳腺エコー」を併用しましょう
◇子宮・卵巣の異常を早く見つける「経腟エコー検査」
子宮がん検診では内診といって触診をすることで、子宮や卵巣の異常を見つけることもできますが、小さな変化やわかりづらい変化もあります
経腟エコー検査を毎年の検査に取り入れることで、様々な婦人科の病気の早期発見につながります
◇アフターフォローが大切
健診を受けたら必ず結果を確認しましょう
そして、受けた検査結果以外に何か困っている症状はないでしょうか
婦人科健診をうけたら、それを機に困った時に受診できる’婦人科かかりつけ医’をつくりましょう
健診を受けた施設に婦人科外来があれば、同じ施設を受診されるのがよいと思います
婦人科外来の併設がない、また精密検査等が受けられないなどの場合は「備え」として受診先をさがしておきましょう
より有効な婦人科健診を受けるには、乳がん健診は画像検査も行う、また子宮がん健診の際に経腟エコー検査も併用することをお勧めします 会社などで検査内容が決まっているときは、オプションにつけるなど、健診先の医療機関へ相談してみましょう
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