女性ホルモンの代替療法・ホルモンに代わる新しい治療
~女性ホルモンの代替療法・ホルモンに代わる新しい治療~
これまでご紹介してきた‘女性ホルモン療法’は治療だけでなく、生活習慣病予防や女性特有の心身コンディションを整えることにも大きな効果が期待できます。しかし、ホルモン剤を使いたくない方、乳がんや子宮体がんなどにかかったことがあり使用できない方、ホルモン剤と相性が合わないと感じた方などもいらっしゃることでしょう。
そのような方々へ、ホルモンに代わる治療もあることを知っていただきたいと思います。ここでは私自身の診療でも行っているホルモンに代わる治療をご案内いたします。もちろん、女性ホルモン治療中のかたも併用できます。
◇保険診療でおこなっているもの
①漢方薬
②自律神経調整薬
③睡眠改善薬
④抗うつ剤・安定剤
~ワンポイントアドバイス~ ○‘漢方薬’は個々の症状や体質をみて処方します。粉薬でにおいが強いものもありますが、副作用がほとんどなく安心して使用できます。 ○‘自律神経調整薬’は主に‘暑い・寒い’を感じる体温調節のバランスが崩れているときに使用します。 ○‘睡眠改善薬’は従来の睡眠導入剤とは異なり、‘メラトニン’という眠りのホルモンを活発にします。依存性や副作用の心配がない新しいお薬です。 ○ ‘抗うつ剤や安定剤’は、‘メンタルアンケート’などの調査票も使用し必要に応じて処方しています。
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◇自費診療でおこなっているもの
①高濃度プラセンタ点滴 ・・・プラセンタ3AとビタミンB群+C のカクテル ;4,200円
②ビタミン注射 ・・・ビタミンB群+C のカクテル ;濃度により 2,400~4,200円
③サプリメント ・・・大豆サプリメント(エクオール)
⇒現在モニターさまのみ、近日中市販予定
・・・ビタミン各種、コラーゲン、ヒアルロン酸、グルコサミン・コンドロイチン など
⇒美容目的・健康増進目的などにあわせ調合します
~ワンポイントアドバイス~ ○‘プラセンタ’は人の胎盤から抽出した薬です。もとは肝機能改善に使用されていました。 最近では美容のイメージが強いですが美肌・美白はもとより、抗炎症・抗酸化作用や更年期障害の治療として注目されています。注射で投与する ことで即効性が強まります。 ○‘大豆サプリメント’は女性ホルモン様作用を有することでよく知られています。実際は大豆の成分がお腹の中で‘エクオール’に変わることで効果を発揮します。 当院で使用しているのは直接‘エクオール’として摂取することで効果を発揮する新しいサプリメントです。 ○サプリメントは市販でも手に入りやすく、自由に選ぶことができます。中には主要成分の含有が少ないものもあり注意が必要です。市販サプリを多く使用している方は、一度かかりつけ医師に相談するとよいでしょう。 |
☆ここでご紹介したものは年齢を問わず、また男性の皆さまも行うことができます。
とくにプラセンタ・ビタミン注射は風邪予防や疲労回復、二日酔い対策など、日々ストレスの多いワーカーの皆さまに大変好評いただいております。点滴・注射の所要時間は約15分です。ご希望の方はお気軽に外来へお問い合わせください。
(※注射は初診のみ医師問診・初診料あり、ご予約は不要です)
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