プレ更年期世代 (around40) のホルモン療法
~プレ更年期世代 (around40) のホルモン療法~
40代、成熟した女性として様々な選択肢を得られる充実した世代ですね。
妊娠・出産をされるかたもいれば、一方で少しはやめの更年期・閉経を迎えるかたもいらっしゃいます。もしかしたら更年期?私は女性ホルモンが出ているのかしら、、などホルモンのゆらぎが気になるのもこの世代に特有と思います。
ここでは閉経を迎える少し前の皆さまへのアドバイスです。
◇早い閉経は要注意!!
女性の閉経は平均すると49~50歳です。40歳未満の閉経は早発閉経 ( premature menopause )、また40歳未満の無月経を早発卵巣機能不全 ( premature ovarian failure ; POF) といい、将来の骨粗鬆症や動脈硬化のリスクが高まりホルモン治療の必要があります。
およそ1% の頻度です。45歳未満で閉経するかたも要注意です。およそ20% の頻度といわれています。
女性ホルモンは女性らしさの維持だけでなく、骨や血管など体内の健康にもとても大事な役割を果たしています
40代でしばらく(数ヶ月)月経がない、というかたはぜひ早めにご相談ください。
◇40代のホルモン治療は?
around30でご案内したOC、そして更年期障害で使用するHRT(ホルモン補充療法)を個々皆さまのホルモン状況や症状により使い分けをします。
OCは多すぎるホルモンを抑えて安定させる、
HRTは足りないホルモンを補充してバランスをとる、といった大きな違いがあります。
OC、HRTともに種類や投与方法も色々です。詳しくは専門医のアドバイスを受けましょう。
◇ホルモン治療を始めるにあたっての検査
オーダーメイド処方を行うため下記のような検査を実施します
検査は保険適応です
(1) 卵巣機能を調べる・・・血液検査でホルモン値を測定します
(2) 子宮・卵巣の診察・・・子宮筋腫や内膜症など異常がないか、がん検診も含めて
(3) 乳がん検診
(4) そのほか、血液検査・尿検査・動脈硬化・骨密度測定など
※喫煙しているかたは治療をうけられないこともあります
健康管理のためにも禁煙をお勧めします・・・
☆ハマサイトクリニック禁煙外来もどうぞご利用ください☆
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