京大病院「先制医療・生活習慣病センター」での共同研究プロジェクト、開始しました!
秋雨が続き、晴れ空の待ち遠しい今日この頃ですね。
久しぶりの更新になります。
私は今年6月ハマサイトクリニック院長を卒業し、現在は京大病院をはじめ多施設で診療・研究に取り組んでおります
ところで「予防医療」と「先制医療」の違いをご存知ですか?
予防医療とは、「集団の結果から得られた情報」から病気のリスクを下げるための生活指導や早期治療を行うこと。
一方で先制医療とは、「個人の特徴からかかりやすい病気」に先手を打って適切な対策をとることです☆
2016年6月より、京都大学附属病院内に誕生した「先制医療・生活習慣病センター」において、がん、心疾患、脳血管疾患と深い関係にある生活習慣病の早期発見、早期予防のための研究が開始されました。
これまで私がおこなってきたエクオールの研究はこの「先制医療・生活習慣病センター」においても継続していきます。「エクオール産生能」も個人の特徴ですから先制医療に応用ができそうですね。
エクオールについてさらに新たな情報が得られることを期待しています
☆京都大学医学部付属病院 先制医療・生活習慣病センター
(現在こちらへ定期的に通っています)
同センター紹介の健康セミナーで講演(2016年8月18日開催)
講演内容が日経goodayに掲載されました。
詳しくはこちらをご覧ください
☆嵐山でしばしリフレッシュ
エクオール研究で学会賞を受賞しました~北米閉経学会のご報告~
昨年に引き続き、2015年9月30日(水)から10月3日(土)まで開催の北米閉経学会(NAMS)に参加してまいりました。
今年はラスベガスで開催、街中が賑やかでホテルの1Fはどこもカジノとスロット、、なのです。カルチャーショックを受けました☆
今回は日本で続けて来たエクオール研究について、私にとって米国では初の発表となりました。
嬉しいことに、この発表で学会賞をいただきました!
研究の内容は、
「女性ホルモンが低下する更年期ころから内臓脂肪や動脈硬化、尿酸値や骨密度にエクオールの恩恵がある」ということを20-80代女性743名のデータより確認しました。
エクオールは更年期障害や皮膚の改善だけでなく、メタボや肥満、腎機能や骨にもよい影響があるのですね
☆ラスベガス到着時(有名な看板ですね)
このとき38℃、昼間はかなり暑かったです
☆私の発表ポスター&この奥がポスター会場(残念ながら写真撮影禁止なのです)
OZmallイベント! ~学びカフェ 30歳代の婦人科レッスン‘将来のための子宮力up’~に参加して
都内では早咲きの桜が見え始め、冬枯れの景色が徐々に明るくなってきましたね新年度を目前に何か新しいことを始めようと計画している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、先日‘将来のための子宮力upを学びたい!’という30代の皆様と共に学ぶ機会をいただきました。会場は表参道にあるとても素敵なブックカフェ‘ブリッサリブレリア’。 婦人科のお話だけでなく、私自身のライフスタイルもご紹介させていただきました!
特に私が大切にしているのは「食生活」。子宮力も女性ホルモンのバランスも食の影響は多大です。私の著書‘妊活バイブル’にも詳しく載せています
2015年を迎えての抱負-仙台女性医師の会、新年会に参加して―
久しぶりにゆっくりとしたお正月を過ごし、諸々新年の行事が落ち着いてまいりました。
今年の目標、皆様はお決まりでしょうか?
先日今年初めての講演招請で仙台に行ってまいりました。全国各地に様々な‘女性医師の会’があり、今回は初めて宮城県の会に参加させていただきました。
会の中である先生のお話から、‘日本のジェンダーギャップ(男女平等指数)が世界104位’という話題がありました。現役医師、政治や企業管理職に女性が少ないこと、そもそもそのような立場を目指す女性自体も少ないのかもしれません。
宮城女性医師の会は、女性の社会進出を応援する様々な活動をされている先生方が沢山おられました。私も医師として出来ること、視野を広げさらに探していこう、と背中を押していただきました。
☆先生方との写真☆
私の今年の目標はライフワークとなっているエクオール研究について、新たな可能性を探ること、海外の方々へも発信することです!また皆様へお伝えしてまいります
第25回北米閉経学会参加のご報告~欧米での更年期対策は?~
都内の紅葉も見ごろとなってきましたね。日中はまだ過ごしやすく散策など楽しみたいものです。
さて先月私は北米閉経学会(於;ワシントンDC)に参加してまいりました。
日本より一足早い紅葉、空色の違い、葉っぱも大きい、日本とはまた違ったさわやかな景色を楽しみました
私が興味深く感じた欧米での更年期障害とその対策。
食文化の違い―大豆摂取が少ないなど―のせいか、ホットフラッシュや寝汗など身体の症状は日本人より重い印象です。また肥満とホットフラッシュは比例するとの報告も。
また、日本よりも乳癌や血栓症のリスクをかかえた方が多いので、ホルモン代替療法の試みはさかんな印象でした。抗うつ剤やハーブなどが実際に使用されています。
そして日本との大きな違いは性生活対策も多く取り上げられていました。
“ PAINFUL SEX? TIME TO TALK!”と展示場でも大きく掲げられ、専用の薬剤や医療機器も様々なものが使用されています。
☆写真は学会の一日☆
・朝食から始まります
・主要なシンポジウムの大半を女性医師が占めていました!!
・薬や医療機器の展示場(中は撮影禁止)
・夜の懇親会~ホールではダンスも~
~エクオールについてはまだ認知が低く、ホルモン代替の役割も含め、私達日本からの発信がますます重要だと感じました!~
エクオール研究で学会奨励賞を受賞しました~第13回更年期と加齢のヘルスケア学会のご報告~
秋の過ごしやすい季節になりましたね。
久しぶりのブログ更新になります、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか?
2014年は「女性ホルモンのゆらぎと上手くつきあう」をテーマに日々診療の合間、各地へ講演やセミナー活動に行脚しています!これからお会いする方もいるかもしれませんね。 セミナー後たくさんの方々がハマサイトまでお越しくださりとても嬉しく思っています
~さて、学会活動もハイシーズンまっただ中です。
先日10月5日に都内で開催された‘第13回更年期と加齢のヘルスケア学会’、 私はハマサイトでの研究「エクオール含有食品はHRTの代替になりうるか?」について発表しました。
エクオールと女性ホルモン補充療法(HRT)との効果比較を行い、その結果エクオールは更年期障害に摂取3ヵ月程度でHRTに近い改善を、また動脈硬化や血圧に対してはより優れた改善結果が認められました。
この発表で私は学会奨励賞をいただきました!
今後もエクオールの様々な効果に医学会でも期待がよせられています。
☆写真は懇親会で行われた表彰の模様☆
☆☆同日、‘デリケートゾーンケア’の講演も行いました!そちらの展示ブースの模様☆☆
~エクオールは大豆イソフラボンが腸内で代謝され作られる成分で女性ホルモン様作用によるさまざまな効果が期待される成分~
~ハマサイトクリニックは日本発のエクオール検査実施医療機関です~
第14回日本抗加齢医学会・発表ご報告
先週から関東地方は梅雨入り、不快指数が高まりつつありますね。皆さまはお変わりなくお過ごしでしょうか?
この度、6月6日から8日まで大阪国際会議場にて開催された抗加齢医学会に参加してきました。天気も良く束の間のリフレッシュにもなりました
☆以前よりご紹介しているエクオール、実際にサプリメントで摂取できるようになりました。
今回は‘エクオールの更年期症状への効果’ について、ハマサイトクリニックでの研究結果について発表しました!
☆私のまとめた結果で「疲れ・物忘れ・肩こり・冷え・腰痛」が特によく改善し、血管の硬さ(動脈硬化)や血圧も改善傾向が認められました。
更年期症状全体の改善は1ヵ月で50%、2カ月以降で80%の方が実感されています。
これまでもエクオール効果として「肌のシワ、うるおい」「コレステロール改善」「乳がん予防」など女性のヘルスケアの味方となってくれる報告が多くあります 今後の研究、発展が楽しみですね
アンチエイジング医師団 医療・メディア懇話会「男のヤル気・女のヤル気」 ~ゲストスピーカに招請されました!~
急に春めいた空気を感じ嬉しいな、と思ったら春の嵐到来。毎年この時期はこんな感じだったかなあ、花粉飛散もピークを 迎えこの時期は天気予報を見る頻度が増してしまいます。
さて、一昨日アンチエイジング医師団主催の懇話会に参加させていただきました!
医師団とマスメディアの交流により、最新の医療トピックを共有し、QOL向上の情報発信を目的とした会なのだそうです。
~外国人記者クラブ、とてもお洒落な会場での開催でしたよ~
表題の通り、「男のヤル気・女のヤル気」が今回のトピック、私は「女のヤル気」の担当。
日常診療で行っているホルモン治療の最適な使い方、スーパーイソフラボンとして注目されているエクオールの話題、ハマ サイトでの新たな試みなどについて講演しました。
「男のヤル気」については目からウロコの情報を(驚!!)、また最新の形成・美容外科の実際についても学ばせて頂きと ても楽しく有意義な会でした
エクオール検査・更年期診断パック
2014年、新年を迎えました!今年も皆さまにとって幸せな年になることを願っています
今年はホームページをリニューアルし、ハマサイト発の簡単に更年期リスクを知る「更年期診断パック」そして医療機関としては日本発で実施している「エクオール検査」をもっと多くの方々へ知っていただきたくご案内しています。
「早めの更年期対策を考えたい」「更年期障害が心配」「更年期を卒業した後はどうしたらよい?」など、女性皆様の健康管理にお役立ていただきたいと思います。
☆遅ればせながら昨日はハマサイト新年会、スタッフとしばし楽しい時間を過ごしました。今年もどうぞよろしくお願いいたします☆
~エクオールは大豆イソフラボンが腸内で代謝され作られる成分で女性ホルモン様作用によるさまざまな効果が期待される成分です。~
第13回日本抗加齢医学会報告-エクオールと女性の健康-
6月28~30日、横浜にて日本抗加齢医学会が開催されました
☆私は「更年期外来患者に対するエクオール含有大豆胚芽発酵食品摂取による症状および各種パラメータの改善について」という内容で演題発表をしました
~エクオールは大豆イソフラボンが腸内で代謝され作られる成分で女性ホルモン様作用によるさまざまな効果が期待される成分です。~
本研究の目的は更年期障害に対して、ホルモン治療が行えない方や抵抗のある方に、ホルモン治療にかわる効果的な方法を検討することにあります
今回のデータから、「エクオールの摂取」により開始3ヵ月で約6割、開始6ヵ月で約8割、更年期症状の全般改善効果が認められました
開始半年での改善率はホルモン補充療法と同等の結果が得られました
このほか、骨密度、血圧や動脈硬化に対する改善傾向も認められ、エクオールの女性への幅広い健康効果が期待できる結果となりました
☆写真:企業展示でもエクオールの紹介がありました!
近く皆さまにもご案内できることと思います
【Instagram】吉形医師による女性ホルモンお悩み相談室はこちら
更年期やデリケートゾーンケアをはじめ、人には聞きずらい女性特有のお悩みに寄り添えるような情報や豆知識を定期的にお届けしています