このような症状が出てしまい、更年期の症状なのかどうかを判断しかねて悩んでいる女性が、実に多くいらっしゃいます。
更年期の症状は実に100種類以上。
ホルモンバランスが乱れた女性の9割が何らかの不快症状を感じると言われています。
20-30代でもストレスや環境によっては、更年期の症状が出る方もいらっしゃいます。
更年期症状では?と悩んでいる方、日常生活に支障がでるようになった方は医師の診断をおすすめします。
更年期症状の原因はホルモンバランスの乱れによるエストロゲンの減少にあります。
平均すると45歳前後からエストロゲンが急激に減少し、心身に不調が現れます。
更年期症状に対しては、日常できる手軽な対策として、
そのため、健康食品なども広く出回っています。
「大豆イソフラボン」は女性ホルモンの代わりとなる作用があるということで、サプリメントも多く商品化されていますが、近年の研究で、女性ホルモンに代わる作用をもたらしていたのは、大豆を食べた際に、腸内の細菌が生み出す「エクオール」という成分であることがわかりました。
そして、大豆からこの「エクオール」に代謝できる腸内細菌を持っている方は限られており、日本人の2人に1人、欧米人では3人に2人が「エクオール」を作り出せないことがわかりました。
…と言えるのです。
エクオールを生み出す腸内細菌を持っているか、否かで、
更年期症状への対策も変わってきます。
仮に腸内細菌を持たない場合にも、
医師の適切なアドバイスにより、症状を軽減させることは可能です。
まずは、ご自身の体を知り、対策を考えることが重要になります。
□ご自身の症状が更年期症状であるのかが不安な方
□更年期症状を緩和したい方
□大豆効果が得られる腸内細菌を持っているのかが知りたい方
□自分にあった更年期対策が知りたい方
□できるだけ薬には頼りたくない方
…のために、一般的な更年期診断の他に、当院ハマサイトクリニックではエクオール検査実施医療機関として、腸内細菌の有無の検査、その結果からの対策のアドバイスと治療を行っています。
エクオールのエクオール産生のための腸内細菌の有無は簡単な尿検査でチェックできます。
更年期なの? 不安な方はまず
不調の原因が更年期にあるのかを知り、有効な対策を見極めましょう。
受付後、エクオール検査のために採尿をしていただきます。
ベッドで横になっていただき、両腕・両足の血圧を測定します。血管の中の血流速度から血管の硬さを数値化します。血圧や下肢動脈の詰まりについても同時に検査いたします。
更年期は女性ホルモンが減少し、動脈硬化になりやすくなります。
動脈硬化になると心筋梗塞・肺梗塞・脳梗塞といった病気に繋がるリスクが上がります。このため動脈硬化検査は大切な検査です。
両手(手首より下)をレントゲンで撮影し、骨密度を測定します。
更年期には骨密度の減少も進みます。骨密度が減少すると骨折のリスクが高まります。
エクオール検査の問診票と婦人科の問診票・10項目のアンケートをご記入いただきます。医師から直接のアドバイス、またエクオールサプリメント処方をご希望のかたは検査終了後に外来予約を承ります。
※検査の順番は上記と異なる場合がございます。
※医師の更年期診察をご希望の方は、各種レディースドック、外来診察へ。
約3週間後に医師が確認し、コメントを記入した結果用紙を
ご自宅へご郵送いたします。更年期対策におやくだてください。
浜松町ハマサイトクリニックでは、充実の検査設備を完備し、お気軽に検診いただけるクリニックを目指しています。
お体の状態をしっかりチェックした上で、食生活のアドバイスやサプリメント、お薬の処方など、対策のご相談をさせていただきます。
※本診断パックは、お得な簡易版の診断コースとなっております。
吉形医師とのカウンセリングをご希望の方は、世代別健診、吉形レディースドック等をご用意しておりますのでお気軽にハマサイトクリニックまでお問い合わせください。
https://www.hamasite-clinic.jp/female/
女性は胎児の頃から「女性ホルモン」とのお付き合いが始まります。思春期、性成熟期、更年期、そして老年期、女性ホルモンの変化と共に身体の働きがかわります。
特に、女性ホルモンが急激に減少する40代以降は、この身体の中の大きな変化によって、多汗、ほてり、イライラ、疲れなど、様々な不調が表われます。「年齢のせい」「病気ではないし」と放置してしまう方がとても多いのですが、あきらめがちな不調の多くは、適切な対策によってやわらげることが可能です。
お身体の状態により、ベストな対策は異なります。あなたらしくイキイキと輝き続けていただくため、まずはご自身の身体を知るための受診をお勧めいたします。当院では受診後の対策についてもしっかりご相談させていただきます。
吉形 玲美(よしかた・れみ) / 日本産科婦人科学会 産婦人科専門医(医学博士)
おおむね45歳~55歳の更年期世代の女性に特にお勧めします。この時期は、女性ホルモンの一つであるエストロゲンが減少し、ホルモンバランスが崩れることにより、ほてり・のぼせ・冷えなど体に様々な不調が現れます。このような更年期症状の緩和作用があるとされているのが大豆製品に含まれる大豆イソフラボンですが、2人に1人はこのイソフラボンから女性ホルモン様物質エクオールを産生するために必要な腸内細菌を持っていません。
これらの方は、大豆食品を食べてもエクオールが体内にほとんど届かないため、更年期対策が遅れてしまいがちです。エクオールが産生できる体質かどうかを知ることで、効果的な対策をとることが可能です。
更年期障害(症状)が重い、又は他因子もありますが、産生でき大豆摂取している人と比べ骨密度低下や悪玉コレステロール増、動脈硬化の進行があります。
大豆イソフラボン1日必要量は50mg(大豆として50g)です。納豆なら50g(極小粒、1パック強)で大豆イソフラボン50mgの摂取が可能です。その他の食品の目安は下記になりますので、お好きなものを組み合わせて召し上がると良いでしょう。
豆腐(木綿・1/4丁):19mg、いり豆(10個):14mg、煮豆(小皿1杯):14mg、枝豆(小皿1杯):3mg、豆乳(コップ1杯):35mg、ゆば(小皿1杯):29mg、凍り豆腐(3個):21mg
尿検査で行いますので、問診と合わせて10分程度で終了します。(混雑状況により前後する場合もございます)
通常(普段)の自分の状態を知るには制限はありませんが産生能を正確に知るには検査前日や当日朝に大豆食品を摂ってから検査するのが望ましいです。
非産生だった場合、食生活の改善後再検査をしてみてもよいでしょう。必須ではありません。(食生活改善とは大豆食品や食物繊維をしっかりとることです)
結果がでるまでに2週間程かかります。2週間後に再度クリニックにご受診いただき医師から結果説明と結果に伴うアドバイスを致します。
大豆食品や食物繊維をしっかりとるといった食生活改善が基本になりますが、詳しくは診療でご案内させていただきます。