ハマサイトクリニックからのお知らせ
吉形院長がエクオール研究で学会賞を受賞しました
9月30(水)~10月3日(土)にアメリカ・ラスベガスで開催された、「第26回 北米閉経学会(NAMS)」において、吉形院長が発表した「健常女性743名におけるエクオール産生能の有無による、年代別生活習慣病関連リスクへの関与」が学会賞を受賞しました。
この研究は、20代から80代の健常女性のエクオール産生能の有無による、各年代別の生活習慣病(体脂肪、内臓脂肪面積、動脈硬化など)へのリスクについて比較検討したものとなります。
明らかになったことは以下の通りです。
・50代において、エクオール産生者は非産生者と比較して体脂肪や内臓脂肪面積、動脈硬化、中性脂肪などにおいて良好な結果が示されました。
・60代においても、エクオール産生者でHDLコレステロールが良好、動脈硬化や骨吸収抑制に優位な関連が示されました。
今回の研究により、特に女性ホルモンの減少する世代において、エクオールが肥満をはじめとする生活習慣病関連リスクの改善、骨粗鬆症予防などに期待が集まっています。
700名を越えるデータを元にしたこの大規模な研究は、学会でも大きなインパクトを与え、今後も追跡調査を行っていく予定です。